時代劇
- 提灯と言えば

提灯と言えば時代劇

提灯と言えばまだ幼い小さい頃、実家の田舎では、夜かなり遅い時間、夜回りを近所の人と協力してやっていました。丁度、時代劇の夜回り、拍子木をカチカチと叩いた後に「火の用心」というあの方式です。其の時、必ず、提灯を持つ人もいました。確か、3,4人ぐらいだったと思います。それぞれ、順番に集まる家を決めて、夜遅い時間になるとそろそろ、と近所のおじさん達が家にやって来たのをよく覚えています。

何時の頃からもう、止めてしまったのか判りませんが、今でも時代劇であの夜回りをするシーンを眺める度に昔のことを思い出します。時代劇でも必ず、提灯を持っている人が登場しています。夜、そろそろと集まってきた近所のおじさん達に先ず、母がお茶を出して、世間話をしていました。

終わると、提灯と共に、必要な物を次の当番の御宅になる人が持ち帰ります。ああやって、協力し合って田舎の安全をお互いに確立していたんだと思うと、とてもご苦労様という思いです。

子供だったので、とっくに寝なくてはいけない時間だったにもかかわらず、何故か実家の家が集会の当番になった時には、眠れずに大人たちのざわざわとしている様子を眺めているのが面白かったです。このように昔は街灯も少なく、提灯は必要不可欠の存在感だったのでしょう。

提灯と言えば時代劇 pt.2

提灯と言えば時代劇。劇中によく登場しますよね。徳川家の提灯には当然ですが、葵のご紋が入っていたと思います。家紋を入れているっていうことは、由緒正しき家柄の証のような気がしますし。

歴史の展示会に行くと、大大名の提灯がある場合もありますよね。それこそ、徳川だとか、織田だとか。江戸時代になると、もっと色々出てきますよね。最近、歴史ブームでもありますから、そういうのを見たり調べたりするのも楽しいと思います。違った視点から歴史を見てみるのも中々面白いものだと思いますしね。

街灯がなかった頃、夜に外を出歩く時には、提灯が欠かせなかったんですよね。今はそういう役目は持っていませんし。お祭りとかお店にある程度なんじゃないかな、と思います。 イメージがどんどん変わってきてしまいますよね。こんなに用途が変わるものっていうのも珍しいかもしれません。

例えば、提灯を自分で作ってみるのはいかがでしょうか? 危なくないように、中には火を入れるのではなく、豆電球なんかで作ってみたり。そうなると、電池も必要ですから、昔に比べると随分重たくなってしまいますよね。でも安全第一ですから。これを夏休みの自由研究にしてみるのもいいかも。小学生の時はそんなこと思い浮かびませんでしたけどね。

提灯と言えば照明器具

提灯と言えば照明器具の一つで内部に明かりを灯し、紙などの風防を通して周囲を照らします。「提」は手に提げるという意味で携行できる明かりを意味します。今で言う懐中電灯で、中にロウソクを点して持ち歩いていましたが、提灯は祭礼のときだけで日常では、このような使われ方は殆どありませんでした。

近年の提灯は竹ヒゴや紙の代わりにプラスチックのシートを使い、ロウソクの代わりに電球を使って、主に祭り、イベント、看板として使用されることが多いですが、最近の提灯は装飾品としてインテリアや土産物として販売されています。

この提灯の構造は竹ヒゴを多数組み合わせて筒状に組み、その周囲に障子紙を貼って、中にロウソクを立てるようにしています。中国の提灯は布を利用しているようです。ロウソクに火を点すと明かりが障子を通して外を照らしますので夜にこれをもって歩くと道中の明り取りになりますし、また手に持たず家の前に掛けておきますと外灯にもなります。

また。提灯の外に貼った紙には折り目が付けられており、使用しないときは上下方向に折り畳むことが出来ます。周りに障子紙が貼られていますので風で火が消えることは殆どありません、また上下に穴が空いて空気を通すようにしているため酸素不足で火が消えることもありません。提灯の上下に曲げワッパと呼ばれる木製またはプラスチックの皿と蛇腹状の紙で作成されています。竹ヒゴは一本の長い竹ヒゴを螺旋状に巻いて使う一本掛けと短い物を輪に組んだ物を多数用意するものがあります。前者は香川県で作られる讃岐提灯が用いており、製作工程が短縮される反面、竹ヒゴが一箇所切れると全てバラける欠点があります。

提灯と言えば屋台

提灯と言えば、お店に使われたり、屋台に使われたりしますので、私たちの生活において見たことがない人は一人もいないのではないのでしょうか。私は、少し時代の経った年期の入ったものが好きです。それによって、お店に入るかどうかを決めることもありますので、とても大切なものと思います。そんな提灯と言えば居酒屋が思い浮かびますが、そのことに関して忘れられない思い出が1つあります。

社会人になった間もない頃の話です。当時の私は仕事になじめず、業務での失敗を繰り返していました。毎日毎日、その繰り返しで辛い時代でした。ある時、夜遅くまで残業をしたあと、ふとバス停の近くに赤提灯を付けている居酒屋を見つけました。その提灯が凄く愛嬌があったので、ついつい釣られて、その居酒屋に入り、お酒をぐいと飲みました。それから、そこが気に入り、少ないお小遣いをコツコツと貯めてそのお店に通いました。

その居酒屋に通っていたある日、会社の上司とばったりと居合わせてしまいました。その上司からは仕事もまともに出来ないのに、何でこんなところで飲んで居るんだと怒られました。よく聞いてみると、その上司もその居酒屋に来られているようで、勿論仕事を片づけた後の息抜きに通っているようでした。私は仕事を残したままだったので、怒られるのはしかたが無かったのですが、あまりのショックのため、その居酒屋の赤提灯を見つめ、いつか出直してくると告げました。

社会人の一年目にはそれ以来、その居酒屋には通わなかったですけど、2年目以降は仕事の段取りもなんとなく身につき、時間の余裕もできたので、よくその居酒屋に通い続けました。焼き鳥やもつ煮込みが美味しいこと、この上がないと思いました。そして、一緒に飲む熱燗の染み渡るよう美味しさも忘れられません。そのような社会人に成り立ての頃の思いでの中で、最も、印象に残っているのが、居酒屋の前に掛けてあった赤提灯です。少し時代が経ったのか汚れているところも味があって、素晴らしいと思いました。今はその当時からかなり経ちましたが、提灯と言えばその居酒屋を想い出します。


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