風の盆
- 提灯と言えば

風の盆と提灯

提灯と言えば祖母の住んでいる富山県八尾では9月1日2日3日と『風の盆』が行われ、若い男女が越中おわら節を一晩中踊り明かすので先頭の人は、提灯を下げ、ゆっくり踊り手を誘導します。

町のところどころにその地域の名前を書いた提灯もに軒先にぶら下げられていました。

夜かなり遅い時間になると、真っ暗な田舎道に提灯がフラフラ見えて子供のころはとても怖かった記憶があります。

だから、提灯と言えば真っ先にあの風の盆の時の提灯が思い浮かぶのです。子供のころあんなに怖かったのに今は懐かしさでいっぱいです。

私が子供のころに比べ、だんだん、風の盆も有名になり観光バスで観光客が大勢訪れるようになってからも提灯は、やはりありました。

真夜中ともなると真っ暗な道も田舎なのであっておまけに風の盆が開催される地域は道も狭く住宅の前には、綺麗な水が流れている用水路があるので万が一、落ちると危険でしたから誘導する提灯は必要でした。

先頭の人が踊り手を誘導する折に持つ提灯が提灯ではなく懐中電灯だとしたら、情緒もなにもあったものじゃないと私は思います。

普段、私達の生活では提灯を購入することもなく自宅に吊るすことも無いけれど夜になると灯る店舗の店先の提灯は、心にまで明かりが灯る様な癒しもありますね。

提灯は懐中電灯の役割を果たす道具

提灯と言えば電気もまだない時代に人々が夜の往来に使った現代で言うところの懐中電灯の役割を果たす道具であると認識します。しかしその当時の夜道の様子というと現代のように街灯もないわけですからよほど暗かったのであろうと思います。灯りをともしても照らされるのはせいぜい自分の半径2メートルくらいのものです。夜道とは随分と暗くて怖いものであったと推測します。

さて昔の人々はそんな暗くて不便な夜道を提灯ひとつで移動したわけですからこれはもう大変であったでしょう。果たして雨の日はどうしたのであろうか?雨に濡れると灯火も消えてしまうでしょうから雨天の日はおそらく夜間の外出はしなかったと思われます。

またそれだけ暗ければ見間違いなどというものも多く発生したものと思われます。怪談話なんてのがありますが、遠くに見える他人の提灯の灯りを人魂(ひとだま)と勘違いして冷や汗かいて驚きふためくなんていう光景は今ではないでしょうけど当時の状況を考えれば安易に想像できます。妖怪の話なんていうのも電気のない当時だからこそ多くの人が想像から生み出せたのでしょう。

暗闇は怖い、という概念が現代では無くなりつつありますが電気以前の時代ではその概念は当たり前だったのでしょう。風が吹いても雨が降ってもいつ消えてしまうかもしれない提灯ひとつで人々が夜の時間を生活していた時代。都会の輝く夜景のなかで育ってきた我々現代人にはちょっとピンとこないのかもしれません。

手提げの提灯

提灯と言えば 印象深いのが手提げの提灯です。一般的にはお祭りとかで使われるものとか、その他だったらビアホールとかで使われるものというイメージがありますが、何故か私の場合は手提げのものが印象に残っています。

アレは数年前の出来事だったと思いますがお土産屋さんで手提げの提灯を発見した事がありました。よくあるタイプのもので観光地の名前が入っていたのですがなんでそんなにひきつけられたのかというと、かわいいキャラクターのイラストが描かれていたからです。これは有名なキャラクターでそれが凄く可愛かったです。結局その時は荷物になるからという理由で買いませんでしたが今となっては無性に欲しくてしょうがないです、あの時買っていればよかったと後悔しています。

手提げの提灯っていうのもなかなか風情があっていいものですよ。もしも夜中とかにきもだめしをする事があったら普通の懐中電灯とかよりも提灯とかの方が怖さが倍増して雰囲気も出ていいかも知れません。

ろうそくだから危ないのではとおもわれる方もいらっしゃるかと思いますが、最近の手提げの提灯はろうそくではなくてろうそくの形をした電球が入っています。それが本物のろうそくみたいに見えて凄く雰囲気がでて面白いんですよ。

今でもネットで探してみると手提げ提灯は見つかるかも知れません。あの時の観光地で見かけたかわいい提灯があったらまた買いたいなと思います。

古くからあって今でもその良さの変わらない提灯っていいと思います。これからも後世に残して欲しいですね。

神社のお祭りの提灯

提灯といえばいろいろなものがあります。お祭りの会場でよく見かけます。僕が住んでいる地域では神社のお祭りを毎年開催しています。その準備に出て、境内を掃除したり、草を刈ったり壊れているところをなおしたり、のぼりをたてたり提灯を下げたりします。

お祭りの準備は地域の人たちが一緒になってしているので割と短時間で終わることが多いですが年齢層がかなり高いですね。高齢化社会なのでしょうがないのかもしれません。その準備では提灯をさげてなかに電球をいれます。

実際の提灯の光はとてもやわらかくて、夕方から夜にかけてとてもきれいな情景を作り上げます。電球のいろはオレンジ色ですがそれがさらに柔らかい感じになって情緒ある雰囲気を作り上げるのです。

また、お祭りといえばいろいろな屋台ですがそこにもいろいろな提灯が下げられています。お店で売っている商品名が書いてあるオリジナル性の豊かな提灯です。あれを見ると子供のころ買ってもらったお菓子などの思い出が蘇ってきますね。

カラフルな提灯を通りにぶら下げて、お祭りの雰囲気を盛り上げることで、たくさんの人たちが集まるとおもいます。派手な演出をしてこそ、普段は活気のない商店街でもにぎやかな雰囲気に包まれるのです。


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